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コンバース オールスターのマークが内側にある理由

時代を超えて愛されるコンバースのオールスター。
そのシンプルな佇まいゆえに老若男女に愛され、たとえ履いたことはなくても見たことがないという人はいないのではないでしょうか?

そんなロングセラー商品の「顔」とも言えるのが星をあしらったパッチですが、何故か内側に付いています。

何故せっかくのブランド名を内側に…?

 

オールスターの歴史を紐解くとその答えが見つかります。

 

現在ではカジュアルキャンバスシューズの代名詞的存在と言えるオールスターですが、そもそもは競技用のバスケットボールシューズとして開発されたものでした。

バスケットボールの激しい動作に負けないように壊れやすい部分には補強を施してあり、そのひとつが内側のくるぶし付近を保護する「アンクルパッチ」で、バスケットボールの激しい動きで擦り切れてしまわないように丈夫な革などを当てていたようです。

 

あのちょっと不思議なパッチ位置はその名残だったんですね。

 

 

1918年発売のオールスター初期型モデル”NON-SKID"
この時点で既にアンクルパッチは内側だけなのが確認できる。

ファッションにはこのように当初の機能的意義は失われながらもデザインとして定着しているものが少なくありません。

トレンチコートの肩のあて布はライフルの衝撃を和らげるためのものでしたし、ジーンズの小さいポケットは懐中時計を収納するためのものでした。


普段何気なく目にするモノにも歴史があり、意味がある。

 

 

私たちは長い歴史の上に立っているんだなぁと改めて感じますね。


弊社は履物全般の輸入販売会社です。

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