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デバンニングロボット

画像はYoutubeチャンネル、Kawasaki Robostage Channelからのスクリーンショットです。

https://www.youtube.com/watch?v=8-Xm3PUKHJ4&ab_channel=KawasakiRobostageChannel

Vamboという完全自動デバンニングロボットで、今年の3月末より西濃運輸の富加物流センターに導入されているらしいです。

http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/4150

 

これ、凄いですね。

私もデバンニング作業は何回もやったことがありますが、特に夏場は窓もないコンテナ内は非常に暑苦しく、40ftコンテナの奥の方では光の届かない環境も相まって深い穴に落ちたような息苦しさを感じるほどでした。
Vamboを使えば人間がコンテナ内に入ることもないまま荷役ができて、荷降ろしスピードも一時間あたり最大600個と あくまでもカタログの数字上ではありますが人間と遜色ない作業効率です。

バンニングもできるようなので(https://www.youtube.com/watch?v=fMsbt3EKrpI&ab_channel=KazumichiMoriyama)、データを引き継げばパレタイズまで一気通貫に最速で出来そうです。

 


少し調べてみたところデバンニングロボットはスタートアップ企業なども開発を進めていて、こちらのマシンではサイズによっては3つ同時に引き出せて、40ft満載を1時間弱で降ろすとか…。完全に人間を超えていますね。
https://www.youtube.com/watch?v=R51OJxwo0yQ&ab_channel=RadixConsultingAlliance

 

2024年問題でドライバー不足が懸念されていますが、ドライバー業が敬遠される理由の一つが荷詰め・荷降ろしの過酷さです。
現在では海コンドライバーはコンテナを運ぶだけでバンニング・デバンニングは倉庫の仕事と完全分業制になっていますが、トラックでは未だにドライバーによる荷降ろしが行われているのが実態のようです。

重たい荷物を扱うのはキツイだけでなく危険も伴いますので、テクノロジーを上手に使ってよいよい方策が構築できればよいですね。